焼酎

田舎に帰ってたんだ。先週末。いきなり思いついて帰ってきた。焼酎もって。
兄と飲んできたんだ。「おいら最近飲まないんだ」なんて言いながらビール一杯飲んで、さて焼酎にしましょう。
っと、「それは良くない」「こっちの方がいいぞ」って出てきたのは紙パックにはいった焼酎。幻の高級焼酎かと思えばどう見ても1本980円だよなあ。
それはないだろう。おいらの持って帰ってのは韓国みやげだぞ。飲む前から「それまずい」はないよなあ。
まあそう言われれば確かに1本90円だよ。100円もしない安酒だよ。でもわざわざみんなで飲もうと思って重いのを飛行機に持ち込んでもってかえったんよ。今日もすぐ飲めるように保冷剤で冷やして持って帰ったんよ。それを紙パックの方が良いなんて。
でも家族だからだよね。なんでも思った事をそのまま話せて心の底から笑えて。
「これが韓国の思い出の味なんだ」
「わしが韓国いった訳じゃないからそれは知らん、こっち飲め」
「へっ!」確かにその通り。言われるとおりです。韓国はおいらだけの思い出です。
「せっかく持って帰ったのに、なんだよ」と思いながら紙パック焼酎を久しぶりの我が家、兄弟でいっぱい飲んでしまいました。
いつまで経っても兄には頭が上がりません。


帰って来て良かった。木も花もいっぱいもらったし。子供の頃の話、近所のうわさ話、いっぱいお話しして、いっぱい笑って。
心休まるよ育った所って。