induction period

久しぶりにギターの弦を張り替えた。何ヶ月ぶりかな。
以前はほとんど毎月張り替えていた。いっぱい練習していたからよく切れていたし、フレットに当たってすり減って来るのが見えたし。今は以前ほど痛まなくなったから数ヶ月は持つ様になった。
相変わらず風邪を引いたような音がするなあ。不思議なふわふわした音がする。3日くらいかかるかな。そしたらちょっとハスキーで華やかな音に落ち着くよ。
そう言えばコーヒーもそうだなあ。ローストしたては苦みが強い。これもまた3日くらいすると当たりが柔らかくなって味わいが出てくる。


ギターやコーヒーに関わらずいろんな事に馴染んだり熟成する時間が必要なんだろうな。仕事もそう、慣れて感触を掴むまでに時間がかかる。どんなエリートでも最初はベテランの元で教わる時間が必要。スポーツもそうだよね、まずは基礎練習、体力造りから。いきなり大会で活躍って無理なこと。


こうゆうのをおいどん達はinduction periodって言う。誘導期。物事が始まるまでの導入期。この時期をいかに過ごすかが大切。単に慣れるまで時間を待てば言い訳じゃない。活躍の場に備えてきちんとした時間を過ごすのが大切。力をしっかり蓄えて舞台に出ていく。


で、おいどんの場合は今も誘導期。来るべく活躍の時間を待っている。まだまだ本番はこれから。
こら!誰だ誘導期が長すぎるって言うのは。デビューする前に終わっちゃうよって?
まあ、そうとも言えるが焦る事もない。ワインや焼酎だって時間がかかった方が味わいがあるじゃないか。間違って発酵しないように気を付ければ深みがでてくるよ・・・多分(汗)