ちょっと思うこと

もう12月だよね。何時の間にこんなに時間の進みを早く感じる様になったのだろう。子供の頃は毎日が長かったよね。朝起きてみんなで集団登校。TV番組の事やプラモデルの事を夢中になって話しながら学校行って、給食食べて、勉強して道草食いながら帰って、それから本番の遊び。山に入ったり、魚釣りに行ったり。どろんこになって帰ってきてた。「腹減ったあ!」ってのが合い言葉。毎日が新鮮だった。
今は同じ時間に同じ服装で同じルートを出勤。仕事の内容は違うけど、見た目には解らない。とにかく1日中事務所で仕事。話し相手はPC化した人間。「ショルイデキタ」。「ここ書き直してくれ」。「オタクデドウゾ」。「キンムジカンハスギテル」
無機質な会話。人間性の忘れ去られた世界。ただ、時間だけは過ぎていく。何も変わりような無い世界で、絶対的に正しい時間が流れている。
時間の流れは止め様がない。それは人それぞれに公平に与えられた物。その時間をいかに使うかにかかっている。同じ時間を2倍に使うか、無為なものとしてしまうか。

子供達は同じ学校の行き帰りで道草を食って新たな発見に興奮する。そう、通勤途中でも考えてごらん、色んな物が見えるはずだよ。花が咲いていたり、猫が屋根で日向ぼっこしてたり。おいどんだっているかも知れない。
たまに出張に出たら其れこそ珍しい物の宝庫だよ。子供の頃と同じく目を輝かせて飛び廻る筈だよ。仕事もやって、色んな物見つけて充実した日を過ごせば一日なにも無かったなんて言ってられないよ。いっぱいありすぎて整理できないほどの経験をしてるよ。
みんな面白いことしたいって思っているんだろう?。
毎日新しい発見をして気がついてみたらあっという間に1日が終わっていた。そんな日を重ねて振り返って見たら色んな経験をした長い一日だって思えるようになるよ。
師も走る季節。忙しい中で廻りを見て見るんだよ。楽しい物が沢山見えてくるよ。今年はいっぱい色んな事があった面白い年だったなあって、感じることが出来るようになるよ。
そう、子供の視線で世界を見るんだ。そして時間あれば外にで見るのも良い。
みんなに公平に与えられる時間を、単に過ぎ去せるだけでなく有意義に使って見ようよ。