出張の朝

窓を開けてもコンクリートの壁しか見えません。わずかに外が明るくなってきたことで朝がきたのかとわかります。日は差し込みません。PHSの電波も届かない閉鎖空間の一室。
おじさんはいつもこのホテルを使います。何たって駅から近くて安い。隣は居酒屋,前はコンビニ。駅まで3分、便利はいい。豪華な設備は不要、寝れればいい。アウトバスでも何でもいい。


これが今年最後の出張。何10回出張したのだろう。殆ど毎週、40回、50回くらい?
半分以上は単に報告するだけの形式的な会議、本当に議論したのは数回かな。PRするのもおいどんの仕事のひとつ、積極的に出かけて行っておいどんの仕事をPRをして皆さんに興味を持ってもらう。これも大切な事。誰にも関心をもたれないような仕事ならやらないほうが良い、応援ももらえない。


今年1年、いろいろあった。何度となくこの仕事はダメだと言い、役員さんから「おまえの言う事はむちゃだ、この仕事を潰す気か!」って言い合いも有った。結局は「おいどんさんの粘り強さでこの研究の将来に希望が持てるようになった」って事になっているけど、その最終評価は来年。どんな立派な研究をしようとも、結果がすべて。いくら新発見をしても結果につながらなければ意味が無い。
と言う意味では、今年の締めくくりは来年。正月あけ。しっかり神社にお参りしておこう。成功するようお願いしておこう。